2015年09月29日(火)10:16
9月26日(土)の1・2限、国際教養の授業が行われました。
こころ塾代表理事の内木場三保先生にお越しいただき、コミュニケーションをとるときに大事にしたいこと、知っておくと得をするポイントを教わり、人と対話することについて学びました。
内木場先生によると、
コミュニケーション能力とは、自分の言動と態度が相手に与える影響を思い図る力のことだそう。
私たちは日常生活のなかで人とコミュニケーションをとるとき、その多くを言語に頼り切っていますが、言葉だけがコミュニケーションではないのです。
見た目や声、距離感などが与える影響について考えるために、ペアで実践します。
椅子に向かい合って座ったときには、お互いに手を伸ばし合って触れる距離〜が適切。
椅子に座った相手の目の前に立って、腕組をすると・・・どうかな?
「たしかに、これより近づくとちょっといやだ!」
「こんなに近くに立たれると怖い!」
「ベッドサイドスペースって聞いたことある!」
相手のパーソナルスペースを意識し配慮することで、相手は安心して自分の話を聞くことができる。
つまり、自分にとっていいことがあるということなのですね。
今度は何やら生徒たちが手を高く突き上げて・・・
「あ〜ダメかも!!!」と声に出します。口に出す言葉とは反対に自然に笑顔がこぼれる生徒たち。
今度は肩をがっくり落としてうつむいて「大丈夫、がんばれる」と言ってみますが、こんな笑顔にはなりません。
先生のおっしゃったように、口に出す言葉よりも体の動作のほうが脳・こころに与える影響が大きいことがわかりますね。
対話をする上で大切な「傾聴」の練習をしてみます。
速度や声の大きさなど相手のペースに合わせてあげること、最後のマル「〜。」まで聞くこと、相手の言葉を言い換えずにそのまま反復すること
などの先生のアドバイスを必死に実践しようとしています。
相手の言葉をこちらなりの解釈で変換してしまいがちですが、言葉を言い換えないことで「自分の言った言葉を使ってくれている」という安心感を与えてあげられ、結果として自分にとっておトクなのだとか。
とっても楽しそうです♬
これは制限時間内にできるだけ多く相手をほめてあげる練習ですね。
先生はご自身の海外旅行先での体験から「使う言語が違っても、共通の言語がなくても、コミュニケーションはとれますよ」とお話してくださり、生徒たちにはかなり印象的だったようです。
ほかにも、男性と女性の思考のシステムがそもそも違うこと。
人によって視覚・聴覚・言語・触覚のどれが得意かは違ってくるので、学習のスタイルが異なるように、ストレスのかかり方が違う。情報を伝えるときにはすべての人に届きやすいように配慮することが大切だということ。
相手に「苦手」「嫌い」という認識を持ってしまうと一番傷つくのは実は自分なのだ、相手とうまくコミュニケーションがとれることは何よりも自分にとって得なのだということ。
たくさん教えていただきました。
大盛り上がりの授業の最後はいつものように質問タイム。
生徒たちは時間が足りなくなるまで先生に質問攻めでした。
身近すぎるテーマであっただけに、友人との会話、はじめてお会いする人との関係づくり、面接などの大事な場面ですぐに使えそうです。
この日は麻生理事長も授業の様子を見に来られていました。
高校からふたばに入学した生徒の何人かが、休憩時間に理事長先生とのおしゃべりを楽しんでいます。
英語を使う使わないにかかわらず、人と関わることなしに生活することはまずありえません。
今回も大盛り上がりで楽しく学んだ生徒たちでした^^
2015年09月25日(金)10:15
いよいよ2学期がはじまりました。
9月19日(土)2学期最初のSGHの授業は、夏休み中にフィールドワークに出かけていた2つのチームによる研修報告です。
まずは鎌倉研修の報告。
東京周辺のFab施設訪問、FabCafeやFabLab鎌倉でのものづくり体験からの学び、
慶応大学SFC訪問の様子など、写真を交えながら報告をします。
いつもご指導・ご支援をいただいている方々にもお越しいただきました。
ただ単純に「〜〜をやってきました」「〜〜を見てきました」という形の報告ではなく、
そこから自分たちが何を考えたのか、どのような変化があったのかに重きを置いた発表でした。
デジタルものづくりの現状について知り、体験することが生徒たちにとってはこの研修における大きなミッションの一つでした。
商品をつくる人・売る人・買う人の関係が昔とはかなり変わってきていること、マシンを使ってみての感想はクラスメイトたちからの反応が特に大きかったですね。
自分のほしいものを、自分の好きなようにデザインし、とりあえず試作してみる。
目の前の課題に対して、どんなものがあったらいいだろうかと考え、形にしてみる。そして改良していく。
それらがどんなに楽しく、思っているより身近で、有益なことであるかを伝えてくれました。
さらにものづくりに関することばかりではなく、FabLab鎌倉の渡辺ゆうかさんやSFCの学生さん、先生方から教えていただいた「学び方」もみんなにシェア。
自分たちが試作したふたばグッズもみんなに見てもらいました。
たくさんの質問が出て、そのひとつひとつに丁寧に答えていきます。
続いて、アメリカのボストン研修組による報告です。
ボストン組は、Fab11やFabフェスティバルでの学び、ハーバード大やスミスカレッジを訪問して感じたことを中心に、英語を学ぶことや英語を話すことについての考えにまで言及していました。
ボストン研修のなかで出会った何名かの人を挙げ、その方の姿勢や言葉から学んだストレートな感想にクラスメイトたちは必死に耳を傾けます。
英語はツールであり、英語を話すことだけが目的ではない。
英語という道具を使って何をするか、何を考えるか、何を伝えるかが大切なのだ。
でも、道具はうまく仕えたほうがいい。
だからやっぱり今の自分たちはもっと勉強しなくてはいけないことがある。
この日のために作ったムービーもとても素敵でした。
ここでも質問の時間をたっぷり設けます。教員の手を借りずに、自分たちで報告することができました。
海外大学への進学に関するお話もかなり出ましたね。
彼女たちの感想としては、ハーバードでは現地の高校生たちに圧倒され、また言語の壁にもぶちあたり、少し自信をなくしたそう。
しかし、本当に特別に通していただいた研究室の中はそれは魅力的だった、とくに「そこにいる人たちが魅力的だった!」と。
また、スミスカレッジの雰囲気は自分たちにとても合っていてリラックスして説明会に参加できたのだそうです。
今回研修に参加できなかったクラスメイトたちにとって、よい時間になりました。
報告したみなさんお疲れさまでした♪
この日は最後に、九州大学芸術工学部の富松先生による「デザイン思考」についてのお話もありました。
「デザイン思考とは何か」というテーマに沿って、短時間ながらぎゅーっと濃縮しながらも高校生にわかりやすいようにお話ししていただきました。
まだまだ勉強中の「デザイン」や「デザイン思考」について、これからも教えていただきながら、自分たちで学びあい教えあっていきたいですね。
2015年09月20日(日)08:12
9月16日(水)、SGHの授業のPRとオープンキャンパスの告知のため、GCコースの生徒6名がRKB放送の「今日感テレビ」内の伝言板に出演しました!
オリジナルのパネルを持ってリハーサル。
とっても緊張しています・・・。
ディレクターさん・カメラマンさんなどスタッフも女性の方で「かっこいい!」と生徒たち。
優しく何度も練習させてくれました。
自分たちの様子をモニターでチェックさせてもらって、にっこり☺
こちらは校内のとあるお部屋。
7限終了後に生徒たちが駆けつけて、テレビを見守ります。
放送の時間になって、「あっ!出た〜!!」と歓声が上がりました。
報道関係に就職する卒業生も多く、生徒たちにとって憧れも大きい様子。
すてきな経験をさせていただいたGCコースの生徒たちでした。
2015年09月20日(日)08:10
GCコースの生徒たちは、夏休みにさまざまな校外活動に参加していました。
そのうちの一つ、JICAの高校生向け合宿プログラムに参加した本校GCコースの生徒1名と受進コースの生徒1名が、クラスメイトたちに向けてのフィードバックを行いました!
9月14日(月)の7限目、GCコースのクラスと受進コースのクラスの合同授業です。
この1時間で行うのは、彼女たちが実際にプログラムの中で多くの学びを得たという「貿易ゲーム」。
2クラス合同のグループをつくり、それらを国に見立てます。
一人王様を決め、スタートの合図でそれぞれの国に配られた封筒を開けると、中には道具と紙が入っています。
道具と紙(資源)を使いながら規格にあう製品を作り、マーケットに売ることでFB(フタバマネー)を得るのがこのゲームの基本ルール。
最も多く稼いだ国が勝ちです。
注目すべきなのは、封筒の中に入っている道具や資源の数、種類は国によって大きく差があるということです。
たとえば、ある国は紙(資源)もたくさん入っていて、ハサミや定規もいくつも。
ある国は資源はたくさんあっても道具(技術)がない。
または、資源も少なく道具はすぐには使えそうにないマグネットやひも・・・という国があるのです。
マーケット役は、JICAのプログラムに参加した2名の生徒が行います。
製品ができた国が売りにきたり、道具をレンタルしにやってきたりしました。
絶対的に不可欠なのは、国の中で協力するということや、自分の仕事を見つけて動くということ。
規格にあっていなければマーケットは買い取ってくれないので、規格外のものがないかチェックする生徒がでてきた国。
削られていないえんぴつが与えられたので、カッターナイフでえんぴつを削っている生徒も。
売りに来た製品をチェックしているマーケットの生徒。
少しでもずれているものや綺麗でないものは買い取りません。
複雑な形ほど、高く買い取ります。
着々とお金を稼いでいく国が出てくるなかで、ある国がマーケットに説得をはじめました。
「自分たちの国の特産品です」
資源も道具も少ないなかで絞り出した見事な知恵!
あまりの説得に、マーケットがしぶしぶ買い取るという一場面でした。
制限時間になり、稼いだFB(フタバマネー)の額を書き出します。
各国の王様はどうだったかを報告しました。
ここで初めて、ほかの国の封筒の中に入っていたものを知って驚く国も多くありました。
途中で価値ある資源(色のついた紙)を拾った国、「マーケットがあと5分で閉まりますよ」と耳打ちを受けた国・・・。
隣の国の状況は様々だったのです。
そしてマーケットの二人によると、「国の規模によって対応を変えていた」とのこと。
お金持ちで顧客となっている大国へは寛容に接し、多少の不備もゆるく判断する。
一方、実績がなく製品も市場で多くは出回っていない国に対しては厳しくしていたのです。これに気付いた生徒はどれだけいたでしょう。
最後に、振り返りと分かち合い。
貿易ゲームを通して何を考えたか、自分の国は実際はどのような国と近いのか。
そして日本はどうか。
途上国の抱える問題、国同士の関係、自分たちだけの「幸せ」の尺度で考えても国際理解にはならないこと。
「ルールの中に他国のものを盗ってはいけないとはなかった」と、実社会の問題に深く言及したグループもありました。
たった1時間でしたが、世界の仕組みや国ごとの問題に目を向けるよいきっかけとなったようです!
2015年08月31日(月)10:47
最終日の8月21日(金)は、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)へ行ってきました。
広いキャンパスに大はしゃぎです。
少し記念撮影を楽しんで、、
早速SFCグッズをいただきました!
メディアセンターの一番見えるところにFAB施設が!
建物の中に入ろうとすると小走りで生徒たちが駆け寄ったのは・・・
福沢諭吉先生の像!
感激していました。
こちらでも記念撮影。
湘南藤沢メディアセンターの中に入ると、特別に館内を案内していただきました。
大学の図書館という施設柄、デザイン思考の資料がたくさんあるのはもちろんのこと、
ふつうの大学にはなかなかない施設設備の充実した様子を感じることができました。
メディアセンター内の飲食可能スペースで生徒が何やら集まっていると思ったら
「慶応の水」でした!
ここでしか買えない、しかもSFC25周年記念パッケージということで多くの生徒がおみやげにお買い上げ!
「慶応大学に合格しそうな味!」だそうです^^
会議などで使われる大きなお部屋にも入らせていただき、
壁一面がホワイトボードになっていたので、少しお絵かき(!)をさせていただきました。
防音室では音響設備が一通りそろっていてびっくり!聖歌をうたってみました^^
授業を受ければどの学生も自由にここを使うことができるのだそうです。録音や編集も図書館の中でできてしまうとは、さすがSFCです。
そしてなんと、撮影まで・・!
生徒たち、もちろん遊ばせていただきました・・・!;
メディアセンターのみなさんには本当に良くしていただきました。
そして田中先生の研究室の学生さん2名お手伝いに来てくださいました。
学生さんがプチキャンパスツアーをしてくださいました!
学内は夏休み中のため学生の姿はまばらですが、建物やサークルのこと、今学生たちが建築中の寮の話など興味深い内容ばかりでしたね。
写真はありませんが、体育館にもお邪魔させていただいてサークルの様子も見学できました♪
広いキャンパス内を一通り散策して、学食へ。
ランチを食べながら、どんなデザインの勉強をしているのかや、どうしてSFCを志望したのか、
受験勉強のことなどなど・・多くの質問にフラットに答えていただけました。
夏休み中の学食には色んな人が集っていました。
学生誌を編集している集団、イベントに参加している小学生たち、勉強している学生たち・・・。
そんな中で、Macbookと虫取り網を持って歩いている学生たちに遭遇!
お話を聞いてみると、、
彼らはせみを捕まえて、セミのチョコレートを製作し、食べ物にできないか研究している方々でした。
そのとても面白い研究のようすやセミのチョコレートの写真を見せてもらって興味津々の生徒たち!
偶然出会った学生さんでしたが、福岡出身方でこちらもとても親切にしていただきました。
いよいよ、田中先生の研究室へお邪魔します。
お手伝いしてくれた2名の学生さんもここで研究をされています。
田中先生はご不在でしたが、水野大二郎先生にお会いすることができました。
とってもおもしろい水野先生が、急きょ研究室の中を案内してくださり、デザインについてのお話、高校生として学ぶときに大切にすべき姿勢のお話までしてくださいました。
生徒たちは「FabLabだ〜♪」と喜んでいます!
水野先生は、服飾・ファッションのデザインが社会全体にもたらす影響や、私たちが日ごろ身に着けている洋服、特に安くて大量生産された洋服が途上国にどのような影響を与えているのかをもっと考えようとおっしゃっていました。
先生のはいているジーンズは、ジーンズ生地のように見えて実は違う・・・!
ご自身でデザインされたものだそうです!
生徒のメモには、
「デザインは、自分が好きなように作ることができるということだけではない。自分の身に着けるものは自分で作り、自分で修理することで長く使うことができるという側面もある。ファストファッションのために海外で労働している人たち、不運な事故に巻き込まれた人がいることに目を向ける。」
とありました。
研究室の中にある作品をいくつか見せていただいて、お隣のものづくり工房へ。
大きなマシンがたくさん置いてあり、見たこともない設備に驚愕。
こちらも短い時間ながら丁寧に案内してくださいました。
こんな素敵なプリントができるマシン。アイデアが膨らみますね。
生徒たちが興奮していたのが、大きな3Dプリンター。人間の体よりもずっと大きく、しかも色付けまでできるカラーの3Dプリンタでした。
「こんな大きな3Dプリンタ見たことない!!!」
↑ 3Dプリンタで作られた作品
FabLabなどでもなかなかお目にかかれない貴重な機械をたくさん見せていただき、ありがとうございました!
二日間お世話になった渡辺ゆうかさんと、お世話をしてくださった学生さんにお礼を申し上げて、ささやかながら福岡のお土産をお渡ししました♪
この後、全員元気に福岡まで帰ってきました。
この3日間、東京近辺のデジタルモノづくりの現状を肌で感じながら、身近なものとして考えることができたようです。
まだまだ見学に伺いたい場所がたくさんあり、日数が足りないくらいでした。
「デザインする」ことの意味が多様化していることも実感できた、有意義な研修となりました!
2学期が始まったら、クラスのみんなにシェアしていくという大事な任務があります^^
マシンの使い方だけではなく、感じたすべてのことを自分たちで「学び合い」・「教え合い」してくれると期待しています。
2015年08月23日(日)00:17
8月20日(木)、鎌倉研修2日目は、鎌倉の大仏へのお散歩から始まりました。
小雨の降る中でしたが、早起きしたかいがあって、観光客も少なくゆっくり散策できました!
大仏の中へ入ってみます。
旅の無事と、これからもよい学びができるようにお願いして、朝食へ。
いよいよ、鎌倉研修のメインの活動、FabLab鎌倉へ到着です!
太宰府のFabLabとはまた違った外観に驚きました。
130年前の古民家を改築しているのだとか・・・。ラボなのに木のぬくもりがあって不思議です。
中にはものづくりのためのマシンや作られたものがたくさんありました。
代表の渡辺ゆうかさんに、まずは今日の予定とFabLabのことを教えてもらいます。
日本初のファブラボがここ鎌倉です。
市民の方も多く訪れて「(ほぼ)何でも作ることができる」という考えのもと、思い思いにものづくりをされている様子を紹介していただきました。
本校ではSGHの活動デジタルものづくりを通して、デザイン思考を身につけていきます。
1学期にFabLab太宰府でも教えていただいた、「ないものは作ればいい」という考え方や、今は消費者がものづくりから行える時代だということも丁寧におさらいしました。
みんな真剣な表情です。
この6名は学校に帰ってGCコースのみんなに研修で学んだことや機材の使い方を教えるという大事な使命が!
「半学半教」
全てを教員や講師から教わるのではなく、わからないことは自分たちで教えあうことの大切さをゆうかさんに学びました。
↑スケジュールは結構タイトなのだそうです。
3つもの機材を使わせていただきます!
まずはレーザーカッターで名札づくり。
PC上で自分でデザインします。それを読み込ませて、、マシンを使います。
前日のFabCafeでもレーザーカッターでミラーづくりを体験させてもらいましたが、
今度は木材にデザインから自分でします。ドキドキしながら見守って・・・
← 思い通りに完成〜〜!拍手!
次は3Dプリンターです。
PCのソフトでコップをデザインしていますよ。
見ているととても難しそうなのに一生懸命ついていってます。
コップのサイズを調整して・・・持ち手の部分をきれいにくっつけて・・・中の部分をくりぬいて・・・口のあたる部分をなめらかになるようにして・・・。
できました!!
早速3Dプリンターで製作。歓声をあげながらの写真&動画撮影です。
しっかり記録をとってクラスのみんなに伝えないとね。
ここでしばし休憩時間です。FabLabの外に出て遊んでいます!雨も上がってよかったですね〜。
だんだんエンジンがかかってきて大はしゃぎしています・・・。
FabLabの方はみなさんとても親切で、生徒たちは本当に楽しく学ばせていただきました。
休憩のあとは3つめの機材、ペーパーカッターです。
← 小学生の作った作品を見せてもらいました。
ペーパーカッターが使えるようになれば、生徒たちも大好きなシールも作れます。
雙葉のSGHロゴを作って、シールにできるなあ〜なんて話しながら、やってみました。
みんな覚えるの上手だね、とほめて頂いて嬉しかったですね!
ランチは近くのカレー屋さんへみんなで行きました。
鎌倉は本当におしゃれなカフェが多く立ち並んでいて大興奮でした。
おいしいカレーをいただきながらの楽しいおしゃべり。
鎌倉駅周辺で少しお買い物もできました。
家族や友達へのおみやげを買えて大満足したところで、FabLabに戻ります。
午後からはMAKE!
午前中に習った3つのマシンを使って、雙葉グッズを考案・製作します!
いろんな本や見本を見せていただいて、自分たちで何を作るか、デザイン、使う材料も考えます。
2人1組で機材の担当を決め、3つずつ作ることにしました。真剣で楽しそうな顔。
朝からPCや機材を扱っているのに、集中力がずっと続いています!
↑ 途中で福岡にいる先生とスカイプ!元気に楽しく頑張ってまーす。
3Dプリンター専門の2人は、文房具系のグッズかおしゃれな飾りをずっと考えていました。
デザイン思考の基本は、とりあえず作ってみる!試作中。
↑ オレンジの樹脂で作ったふたば。大きさや厚さを考えていたみたいです。
↑ レーザーカッター専門の2人は、学校で使える小物入れや、卒業生も欲しくなるようなふたばグッズの考案に一生懸命です。
↑ ペーパーカッター専門の2人が試作したふたばのシール。どっちもいいですね。
スタッフの方にたくさん質問して楽しく作業中。どんどんアイデアが浮かぶみたいです。
レーザーカッターのペアのデザインが完成したと思ったら、自分たちでマシンを動かし・・
お見事〜〜〜!これから組み立てます。
3Dプリンターペアも失敗しながら試作を繰り返し、完成!
クルトガ(シャープペンシル)のキャップです。あったらいいなあと思って作ったのだとか。
右の写真は、3Dプリンターで作った小さいコップをスタッフの方にいただいて、試作のオレンジふたばを入れてみました。土も入れたようです^^;
かわいくてお気に入りのようでした。
最後に、ゆうかさんからカッターナイフの正しい使い方を伝授して頂きます。
「レーザーカッターが使えるようになったのに、カッターナイフが使えないんじゃかっこ悪いでしょう?」とゆうかさん。
デジタルものづくりも、やっぱりアナログなんだそうです。
基本のアナログが使いこなせてこそ、なんですね。勉強になりました!
シェアの時間。
今日作ったものたちをみんなに紹介します。
↑ ペーパーカッターのペアはかわいいシールを作りました。自分が欲しいものをデザインしたんだそうです。
時間が足りなくて試作できず、デザインしたままのものもいくつかあるので、これからが楽しみですね。
ゆうかさんに教えてもらったラッピングをすると、たちまち商品っぽくなりました!!
かわいい雙葉ロゴ、SGHロゴの入ったBOXが出来上がっています。ちょうちょとふたばの木製しおりもとってもオシャレ!
お礼のご挨拶をした後、スタッフのみなさんが二階も案内してくださいました。
← 素敵な工房スペースと作品たちがずらり
今後のアドバイスをいただき、自分の作りたいものを実際に作ることができる、大きな喜びを感じた生徒たちでした。
疲れたはずなのに、「とても楽しい1日だった〜!」とずっと元気。
作品とともに学んだことを福岡に持ち帰ります。
FabLab鎌倉の素敵なみなさま、本当にありがとうございました。今後ともお世話になります。
* * * * * * * * * *
◆生徒の2日目振り返りより抜粋◆
Mさん
ペーパーカッターは自分の好きなシルエットを探して文字を入力し、それが実際にシールになっていてとても可愛かったです。子供のころにこの形のシールが欲しい!と思っても売られていないことがよくあったので、これさえあれば自分の欲しいものが簡単にできます。しかも機械は約3万円だと聞いて驚きました。
ペアになって自分で考えて雙葉グッズをつくるときは想像力が必要でした。ずっとこんな作業をしていると想像力が豊かになるような気がしました。
デザインを考えてもその物自体が勝手にできるわけではないので、自分たちで機械の操作の仕方を覚えなければいけないため、頭の中が混乱しました。
しかし、今まで見たこともなかったりテレビでたまに話題になっていて自分とは未知の世界だと思っていたりした機械を実際に使うことができてとても貴重な体験をしていると感じました。
Sさん
秋田にあった古い酒蔵を移築して、今も使っているということを聞き、さすがファブラボだなと思いました。古いものも大事に使い、快適なスペースを作るというスタイルにすごく惹かれました。あんなに難しいと思っていた高度な機械も、実際使ってみると、結構簡単にできて、満足のできる作品を作ることができました。やはり実践するほうが早く覚えることができるし、その楽しさも味わえるので、一石二鳥だと思います。
私が主に扱ったのは、レーザーカッターでした。どんなグッズが一番身近で、機材の良さを活かせるかを考えながら作りました。たくさん試行錯誤して失敗したから最終的に使い方も覚えたし、無事アイデアを形にできたのだと思います。私としては、最高のグッズができたと思います。それは、見た目が良くできたかとかではなく、頑張って悔いのないものができたということです。一生懸命力を注いで作ったものは思い入れもあるし、自分だけの特別なオリジナルなので、一生大事にすると思います。 このような魅力も、ファブラボが世界中で広がって愛されている理由の一つなのではないかなと思います。
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facebookリンク
https://www.facebook.com/fukuokafutabasgh
2015年08月19日(水)23:30
GCコースより6名の生徒がSGH鎌倉研修中です。
福岡空港にてSurfaceの動作確認などの準備をしています。
GCコースの生徒たちにはこの夏一人一台のsurfaceが支給されました。
1日目は、東京のファブ施設体験がメインです。
まず羽田空港から神田に行き、若手起業家の金田賢哉さんとランチをしました。
金田さんは家電のリモコンをスマート化する装置「pluto」を開発し、東京大学大学院在学中に起業された方です。
20代にもかかわらずものづくりの先端をいく方ということで、最初は緊張した様子の生徒たちでしたが、気さくなお人柄の金田さんにすぐに打ち解け、ものづくり以外にも高校生活についてや進学、留学についてなど様々なお話を聞くことができました。
「やりたいこと、作りたいことがあるからこそ、ものづくりをやる意味がある。」
という金田さんのメッセージに刺激をもらったようです。
金田さんとお別れした後は、秋葉原へ移動し、DMM.make AKIBAの施設見学をしました。
この施設では、3Dスキャナーなどの高価なFab機械を多数揃え、会員がそれらを利用することができます。
FabLabなどとはまた違った雰囲気です。
シェアオフィスやミーティングスペースも見学させていただき、多くの人がものづくりをしている空間を味わうことができました。
装置を全て揃えると総額300万円程する機械を実際に触らせていただきました。結構難しそうです!
最後の行程は、渋谷にあるFabCafe Tokyoにてワークショップに参加しました。
担当の金岡さまにFabとは何かから丁寧に教えていただいき、Fabマシンの説明を受けました。FabLab太宰府でも見た機械もあれば、「宇宙兄弟」とのコラボ企画のグッズなど生徒たちの興味関心のあるものばかり。
ワークショップでは生徒たちお楽しみ!のレーザーカッターを用いたオリジナルミラーづくりです。
iPadを使って自分の好きなデザインを描き、レーザーカッターでそのデザインを削り出していきます。
自分のデザインが刻印されるのを大喜びで観察しています。
あっという間にできあがり!
鏡の枠もたくさんある素材の中からすきなものを選び、貼り合わせて・・・
完成です!!
とてもおしゃれなスペースのファブカフェ。
ふつうにスイーツを楽しんでいるお客さんもいれば、マシンを使いながら交流を楽しむ人も。
奥のスペースでは東京都とコラボレーションしたキックオフイベントが開催されていました。
お茶をしながら気軽にものづくりをできる空間に魅力を感じた生徒たちでした。
ここで夕食を頂いて、鎌倉のホテルへむかい、夜遅くまで1日の振り返りをして終了です。
ファブカフェの皆さま、とっても親切でわたしたちを楽しませてくださり、ありがとうございました!
今後とも、お勉強の機会にぜひお世話になります。
* * * * * * * * * *
◆生徒の1日目振り返りより抜粋◆
Sさん
金田さんからは仕事をする上での大事なことや、海外の人にどのようにアピールをするかなどのお話をきくことができました。会社を立てる前にどのようなことをしてきたなど、動機をきくことができました。年齢が近いため話しやすく、お話もわかりやすかったです。
Fabカフェで私たちは、手鏡をつくりました。たくさんの人がレーザーカッターや3Dプリンターなどを使って、ものづくりをしていました。作業がしやすく創作意欲がわく空間で、とても楽しかったです。
Aさん
DMMにはFablab太宰府よりも何倍もの機械があって、かなり現代的なソフトもありました。私が一番印象に残ったものはペンを使ってパソコンの画面上の立体を削ってフィギュアなどを作るソフトです。ペンを画面上に全く触れずに、しかも物体に触れている手の感触もリアルに体験することができ、驚きました。正直、今の時代にあんな最先端な技術があるとは思っていませんでした。自分がほしいものを自分の手で作るというコンセプトをもとにしてものづくりをしていると聞いて、不可能はないのだなと思いました。
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2日目はFablab鎌倉でワークショップです。
facebookリンク
https://www.facebook.com/fukuokafutabasgh
2015年08月09日(日)11:12
本日が活動最終日です。Fab Festivalに参加しました。
2015年08月08日(土)10:53
本日はSmith Collegeのサマープログラムに参加しました。
ホテルから遠いため、朝の6時に出発。バスの中で朝食をとります。
バスのエンジントラブルなどでやや遅れましたが、無事に到着し、キャンパスツアーに参加です。
アメリカでも指折りの名門女子大であるSmithの雰囲気をしっかり感じられたようです。
午後はそれぞれのツアー(Science、Theatreなど)に分かれました。学生の方々の温かい対応に、質問もすすんでできました。
サマープログラム終了後は、学生街を散策。
古い教会などが残る伝統のある街並みでした。
そろそろ日本の味が恋しくなってきた…ということもあり日本食レストランへ!
日本で味わえるものから、オリジナルのものまで、皆で食しました。
(左から天ぷらうどん、かつ丼、マグロとキュウリなどを巻いたロール寿司)
普段食べ慣れているものを思い出し、明日からのエネルギーになってくれればと思います。
明日はFab Festivalに参加します。
こちらでの活動は、明日で最後になります。
[Facebookサイト]
https://www.facebook.com/fukuokafutabasgh
2015年08月07日(金)09:59
本日はFab Symposiumに参加しました。
世界中のFabLabコミュニティが集結し、発表を行います。
発表者同士のディスカッションなどを見学し、自分の考えを言葉にすることの大切さを感じたようです。