2015年05月28日(木)21:22
本日5月28日(木)の1・2限目の、高校1年生GCコースの生徒たちの様子をお伝えします。
国際教養の授業の中で、比較文化ワークショップとして米国アラスカ州政府でお勤めの文化人類学者
生田博子先生にお越しいただきました!
生田先生は、現在アラスカ州政府野生動物漁業管理局(米国)の主任研究者として、野生動物の狩猟や漁業をする人々の調査やアラスカ先住民政府や米国連邦政府との交渉などを担当されています。
アラスカで働くに至った経緯やアラスカの経済、先住民の文化、資源について詳しくお話しくださいました。
先生が魅了されたという現代社会に生き続ける伝統「エスキモーダンス」の動画もみせてくださり、
セイウチの胃の一部をドラムにし、老若男女だれもが踊る様子に生徒達は興味津々!!
また、エスキモーの人々の食文化や先住民の言語についてはとくに関心が深いようでした。
生徒からは今回もたくさんの質問が飛びます。
「どうしてイヌイットって言わないのですか?エスキモーは差別語ではないのですか?」
「エスキモーの人々の食べる海獣について詳しく教えて下さい」
「冬場の気温はマイナス60℃・・・オーロラはよく見ますか?」などなど。
生田先生はアラスカの先住民が20の異なる言語と文化を持っているお話をされた中で、「英語社会の中で必要性を感じない若者も増え、アメリカの一部であるため公的な場や資料などでは英語が必要で、そのためほとんどの先住民は英語が母語になっているのが現状。
しかし、伝統や文化の中で何が大切なのかは住民が選ぶこと。」ということを強調されました。
一方で、言語が滅んでいってもエスキモーダンスの言葉は先住民の言語なので、ダンスの歌は歌える人も多く、このような継承のされ方もあるのだ、と。
GCコースには高校留学の出発を控えている生徒、これから試験に臨む生徒が多いため、
「英語はただの道具、道具は上手に使えたほうがいいけれど、自分が何を考えているのかを自分の頭の中でまとめて、それを相手にいかに伝えられるか、という力のほうがもっと重要。」
とアドバイスをくださいました。
先週お世話になった、九州大学の稲葉先生も来てくださっていたので、先週たずねられなかったことを伺っている生徒もいました。
さて、今週末5月30日(土)は天神国体道路沿いのTSUTAYAの中にあるスタートアップカフェにて、ワークショップと、グループごとに調査した課題発見のプレゼンテーションを行います♬
生徒たちは体育祭練習の合間をぬって、プレゼン資料の整理と発表準備を進めています。
お近くに寄られた際はぜひ、SGHの活動をのぞきにいらしてください!
2015年05月23日(土)17:53
前回の記事に引き続き、5月23日(土)のSGHの活動の様子をお伝えします。
3・4限目は第2回目の総合学習の授業でした。
1学期は「国家戦略特区福岡市を知る」というテーマで、第1回目では国家戦略特区部長にもお越し頂き、福岡が世界に誇れる魅力や現在取り組んでいる事業、課題などお話しいただきました。
2015年05月23日(土)17:13
本日5月23日(土)の1・2限で、高1GCコース(今年度より新設・グローバルコミュニケーションコース)の生徒たちが国際教養の授業を受けました。
じつは、昨日まで彼女たちは中間テストだったのですが、テスト後にグループで今日のプレゼンの準備をしていました。
2015年04月27日(月)18:06
SGH(スーパーグローバル・ハイスクール)の活動がいよいよ始まりました!
4月25日(土)高1に新設されたグローバル・コミュニケーションコースの高1が
第1回目の授業を行いました。
1学期のテーマは「国家戦略特区としての福岡市を知る」です。
生徒たちは、九州大学や福岡市の支援のもと、思いやアイデアを形にし、
デザインしていくスキルを学んでいきます。
コーディネーターの久保山さんより思ったことや感じたことは色分けされた付箋に書き留めて
いくよう教えていただきました。
ゲストの話をききながら、事実や情報、感想や考え、疑問や課題・・・など次々に書いて、後で
見やすく整理します。
今回のゲストスピーカーは、福岡市より、国家戦略特区部長の袴着賢治氏と
株式会社リ・パブリックのマネージングディレクター 内田友紀氏です。
袴着特区部長は、福岡市のこれまでの取り組みを紹介しながら
福岡が食べ物がおいしく交通の便がよい、つまり住みやすい環境として恵まれていること、
だからこそ若い人材が集まってくること、
特に女性の数が多いこと、何より地域都市として活気があることを挙げられました。
世界の「住みやすい都市」ベスト10に福岡市がランクインしていることに生徒もびっくり!
内田氏は、Curiosity&Ownership という言葉を何度も使いながら
ご自身の体験や現在行っている都市開発やデザインの様子を教えてくださり、
生徒たちは「好奇心のままに行動してみる」ことの大切さを感じていたようです。
次回の授業は1ヶ月後。
課題解決に取り組みたい者同士で組んだチームそれぞれに課題も与えられました。
「世界をあっと驚かせるようなイノベーションは、意外と身近な発想から生まれている」(久保山さん)
ということを学んだ1日でした。
GCコースを中心に、
クリエイティブな発想で、福岡をより元気にしていくグローバルリーダーたちの育成を目指していきます!